熱狂的に支持されるミュージシャン・大森靖子の半生を詩人とともに感情のヒダまで結晶化

カルチャー
2016年01月30日 11時35分

毎日新聞出版は、ミュージシャンの大森靖子と詩人・作家の最果タヒの共著となる単行本『かけがえのないマグマ 大森靖子激白』を2016年1月30日(土)より全国の書店、ウェブ書店などで発売した。

いまを生きる若者たちの心情を鋭くえぐり、現代風俗のアイコンとして熱狂的に支持されるミュージシャン・大森靖子の生きてきた足跡と楽曲にちりばめられた言葉を、やはり現代のリアリティを言葉に結晶させる詩人として高く評価され、近年は小説家としても活動する最果タヒが聞き手として受けとめ、磨き、構成することで、誰もが抱えた〈マグマ〉を活性化させる起爆装置のような本が誕生した。

「ネットでは、自分のことをなんて言われているか気になってエゴサーチばかりして、悪口は見つけて読んでおきたかった。ずっと、最初から、無名の言葉なら、表情なら、平気だなんて、思えなかった。1人1人の生きている時間。それ、そのものに敏感でいつづけることが私の音楽で。いつまでも、私はきみと1対1でいたい」(本書より)



「大森さんはただ目の前の世界を生きて、その瞬間の自分を生きて、だからこそ、こうしてすべてのものをたった1つの身体に積み上げて、ここまで来た人だ。奇跡なんてない。すべては彼女の身体に、そして人生に、つながっていた。私は、この『日常』そのものをくりかえして、そして『奇跡』そのものになった人を他に知らない」(「あとがき by最果タヒ」より)

書籍概要

【かけがえのないマグマ 大森靖子激白】
価格:1,400円(税別)
体裁:46版
上製:256ページ
著者:大森靖子+最果タヒ
発売日:2016年1月30日(土)
販売:全国の書店、ウェブ書店

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